【南面のみペアガラスとする理由】 これは、現在の<エコハウス>の考え方に、2つの主流があり、 ケーズホームは、どちらも考えています。 それが、<CAF,全館空調>と<HRV,熱交換換気>の2種類 を持つ理由でもあります。 2つの考え方、1つめは、出来る限りの断熱と遮熱、無駄の無い 換気を機械的にすることで、暖房や冷房のエネルギーを押さえよう とする考えで、暖房と冷房が等しく必要な知多半島には、適して います。(CAF) 2つめは、出来る限りの断熱と遮熱、無駄の無い換気をする所は 一緒なのですが、主を暖房期に於いた考え方で、冷気を遮断し、 太陽の熱を取り入れる<パッシブソーラー>的発想です。 ずばり<パッシブハウス>とも呼ばれています。 ヨーロッパでは、ドイツを中心に急速に広まっています。 しかし、私の見解では、ドイツの夏涼しく、冬厳しい気候と、知多の 気候では、かなり夏の過ごし易さが違い、そのまま受け入れる事 は、ナンセンスと考えています。 ただし、冬の暖房が要らない<無暖房住宅>への取り組みは、 評価に値します。(壁厚40センチ以上だそうです)(^_^;) 基本的には、冬も夏もほんのわずかな補助をするだけで、快適に 過ごせる家を目指しています。 パッシブソーラーとは、冬の太陽光(傾く為日差しが部屋に入る) を熱源として取り入れ、部屋を暖めようとする考え方です。 でも、冬だからといって、毎日天気が良いわけではありません。 結局、主熱源にはなりえないことです。 彼ら(欧州)的には、暖炉や薪ストーブは、インテリアとしても、 必須アイテムですし、木を燃やすのは、CO2的には0エミッション だそうですから、問題ないのかもしれません。 でも、壁厚400ミリとかは、日本の住宅では、部屋の面積がなくなっ てしまいます。(夏はやっぱり暑いし) てなわけで、本格的な<パッシブ>は知多半島には向かない。 が私の結論です。 南面のみを<ペアG>選択は、<パッシブハウス>の手引き書に 載っています。ドイツでも、トリプルガラス+南面のみペアGです。